「雅太郎玩具店のブログより」
《ブースカ製作記 09》
深夜にテレビで再放送されている
「快獣ブースカ」を観ながら
ブースカを作るという幸せなことをしています。
モノクロの昔の番組ですが
子供の1日がスゴい情報量で展開します。
30分なので盛り込み過ぎな感じで
唐突で理解不能のところもありますが
このおじさんになっても楽しめるのは
ブースカの素直さから
気づきを貰えるためでしょうか。
毎週楽しみにしています。
ブースカぬいぐるみも佳境ですかね。
今は模様を入れています。
基本は全て縫い上がってから着色していくのですが
ブー冠を取り付ける都合で
下になる部分に茶色で先に模様を入れます。
全体を染めるにはダイロンとかの染料があります。
しかし部分的に染めるには、
布に絵を描くみたいな塗料タイプや
サインペンタイプとか発売されています。
塗料タイプだと毛の部分なので
ゴワゴワしそうな感じがして
ペンタイプだと、あまり色がなかったりしますし
やはり毛の部分の色がどんな感じになるか
不安なところも。
試作品ではスプレータイプの
「染めQ」を使ってみました。
マスキングのためのステンシル型を作って
スプレーするだけの手軽さですが
やはり触っていると色が薄くなってきました。
指摘された部分でもあったので
なにか無いかなと探していたのです。
ぬいぐるみ作家さんより「コピック」で
着色していますとお聞きしたので
使ってみました。
イラストやスケッチに使用する
アルコール系のカラーマーカーです。
画材なので色も沢山の種類あります。
モヘアの切れ端を持って行ってお店で試したら
発色良く描けるようでした。
ペンタイプで手軽に使えそうなので
早速採用してみました。
しかし布用の染料ではないので
さわっていたりすると薄くなるようですが
飾っている分には店頭サンプルでも
大丈夫そうです。
ちなみに色No.は「E19 Redwood」を使っていますので
薄くなったら塗り足すことで
新品の色味が蘇りますよ。
手足ができたらボディに取り付けします。
ハードボードジョイントといって
テディベアに使われている接合方式です。
円盤の大きさで接地面を調節できて
割ピンを丸めて固定するので
回転可動させることができます。
専門の工具でボードでサンドして
割ピンを丸めているところ。
シオシオのブースカが沢山できました。
それから、ワタを詰めていきます。
仕上げに他の部分の模様も書き込んで
最後にタグがわりにくるみボタンを作って
縫い付けていきます。
発売元のビリケン商会と雅太郎玩具店の文字が
入ったものです。
布にプリントしてボタンをくるんでいきのですが
たまにセンターにこなくて失敗もあったり。
ようやく数個ですが完成?しました。
沢山並べると可愛いのですが
よく作ったな〜と自分のこととはいえ
関心したりしてます。
後は今回お願いしている貼り箱の到着待ちですかね。
来週よりまた次のロットの制作に入りますので
まだまだお待ちさせてしまいますが
よろしくお願いいたします。